PCX160で片道30km通勤した感想|10か月乗ってわかったメリット・デメリット
こんにちは。「施設長のライフノート」です。
「PCX160で長距離通勤ってどうなんだろう?」
「片道30kmのバイク通勤はきつい?」
「125ccと160cc、通勤に使うならどちらがいい?」
そんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
私は2021年、転勤をきっかけにホンダのPCX160を購入しました。
それまでの通勤は、自転車で片道約4km、時間にして20分程度。
ところが転勤先は、自宅から片道約30kmも離れた職場でした。
電車では約1時間40分、車では約1時間、バイクなら約50分。
いろいろと検討した結果、PCX160で通勤することを決めました。
実際に約10か月間、暑い日も寒い日も、雨の日もバイクで通勤してみて感じたことがあります。
それは、
「PCX160は本当にいいバイク。でも、片道30kmの通勤は想像以上に大変!」
ということです。
今回は、PCX160を購入した理由から、実際の燃費、長距離通勤のメリット・デメリットまで、当時の体験を振り返って紹介します。
※この記事は、2021年にPCX160で片道約30kmの通勤をしていたときの体験をもとにしています。購入価格や燃費などは当時の記録です。
片道30kmの通勤にPCX160を選んだ理由
2021年2月、私はキャリアアップのために転勤することになりました。
新しい職場は埼玉県川口市。
それまでの自転車通勤とは違い、毎日片道30kmを移動する必要がありました。
通勤方法を比較すると、当時の私のルートでは次のような時間がかかりました。
| 通勤手段 | 片道の所要時間 |
|---|---|
| 電車 | 約1時間40分 |
| 車 | 約1時間 |
| バイク | 約50分 |
※当時の通勤ルートでの目安です。道路状況や時間帯によって変わります。
電車通勤だと往復で3時間以上。
毎日のことを考えると、少しでも通勤時間を短縮したいと思いました。
そこで候補に挙がったのがバイクです。
もともと街中でPCXを見かけることが多く、以前から気になっていました。
見た目がかっこいい。
燃費もよさそう。
通勤だけでなく、休日のツーリングにも使える。
さらに、PCX160なら高速道路も利用できます。
こうした理由から、PCX160を購入することにしました。
PCX160を購入!当時の価格は43万5,000円
ちょうど転勤が決まった頃、新型PCX160が発売されるタイミングでした。
せっかく購入するなら新型がいいと思い、近所のバイク販売店を3店舗ほど回りました。
その中で最も条件のよかったお店で購入。
当時の購入価格は、
43万5,000円(自賠責保険5年分込み)
でした。
新型が登場したばかりだったこともあり、大きな値引きはありませんでした。
それでも、これから毎日乗る相棒だと思うと、納車が楽しみで仕方ありませんでした。
今振り返っても、PCX160のデザインは気に入っています。
通勤用として購入したバイクですが、所有する満足感も十分にありました。
PCX160で片道30km通勤して感じたメリット
実際に通勤で使用してみて、PCX160を選んでよかったと思う点はいくつもありました。
① 電車より通勤時間を短縮できた
私の場合、最も大きかったメリットは通勤時間です。
電車だと片道約1時間40分かかるところを、バイクなら約50分。
単純計算では、片道約50分の短縮です。
往復で考えると約1時間40分。
毎日これだけの時間を短縮できるのは大きな魅力でした。
もちろん、道路の混雑状況や天候によって所要時間は変わります。
それでも、電車の乗り換えや待ち時間がなく、自分のペースで移動できることは便利でした。
② 燃費がよく、ガソリン代を抑えられた
PCX160で驚いたのが燃費のよさです。
当時のメーター表示では、
44.6km/L
を記録していました。
片道30kmなので、往復60km。
仮に燃費44.6km/Lで計算すると、1日の通勤に使うガソリンは約1.35Lです。
もちろん、実際の燃費は走り方や道路状況、季節によって変わります。
それでも、これだけの距離を毎日走る私にとって、燃費のよさは大きなメリットでした。
③ 高速道路を利用できる
PCX160を選んだ理由の一つが、高速道路を利用できることです。
125cc以下の原付二種では、高速道路や自動車専用道路を走ることができません。
一方、PCX160は排気量160ccのため、通行が認められている高速道路などを利用できます。
私も残業で帰宅が遅くなったときには、高速道路を利用することがありました。
疲れているときに、帰宅ルートの選択肢があるのは便利でした。
ただし、高速道路では横風や大型車の影響などにも注意が必要です。
高速道路を走れることと、長距離の高速走行が常に快適であることは別だと思います。
④ 通勤以外にも使える
PCX160は、通勤だけでなく休日の移動にも使えるバイクです。
ちょっとした買い物や、一人で出かけたいときにも便利です。
私の場合、もともとPCXのデザインが好きだったので、乗ること自体が楽しみでもありました。
毎日使うものだからこそ、気に入ったバイクに乗れることは意外と大きなメリットでした。
PCX160で片道30km通勤して感じたデメリット
ここからは、実際に通勤してみて大変だったことです。
購入前はメリットばかり考えていましたが、毎日乗ってみると想像していなかった苦労もありました。
① 冬の寒さが想像以上につらい
最初に苦労したのが冬の寒さです。
もともと寒さに弱い私にとって、片道30kmのバイク通勤はかなり過酷でした。
特につらかったのが手の冷えです。
しっかり防寒しているつもりでも、長時間走っていると指先が冷たくなります。
そこで導入したのが電熱グローブでした。
これが本当に便利でした。
手元が温かくなるだけで、冬の通勤の快適さが大きく変わりました。
私にとって、電熱グローブはPCX160と並ぶ冬の通勤の相棒です。
ただし、防寒対策をすればすべて解決するわけではありません。
路面凍結や雪、視界不良などがある日は、無理にバイクに乗らない判断も必要です。
② 雨の日の通勤が大変
バイク通勤で避けられないのが雨です。
雨の日は、レインウェアを着るだけでも時間がかかります。
さらに、視界が悪くなり、路面も滑りやすくなります。
仕事に到着した時点で疲れてしまうこともありました。
片道数kmなら我慢できる雨でも、30kmとなると負担はかなり違います。
特に、強い雨や風の日は安全面からも注意が必要です。
長距離のバイク通勤を考えている方は、雨の日に電車や車などへ切り替えられるかも考えておくことをおすすめします。
③ 夏は暑く、冬は寒い
冬の寒さについて書きましたが、夏の暑さも大変です。
バイクは走っていると風を受けるものの、気温が高い日は涼しいとは限りません。
信号待ちや渋滞では、特に暑さを感じます。
ヘルメットやプロテクターなど、安全のための装備も必要です。
夏は暑い。
冬は寒い。
雨の日は濡れる。
バイク通勤には、車や電車にはない季節ごとの大変さがあります。
④ 仕事で疲れた後の50分が長い
個人的に、最も負担を感じたのはここです。
朝の通勤は、まだ元気があります。
しかし、仕事が終わった後は違います。
忙しい日や残業した日は、身体も頭も疲れています。
そこから約50分バイクを運転して帰る。
これが思っていた以上に大変でした。
バイクは車と違い、身体が直接風や気温の影響を受けます。
また、運転中は常に周囲の状況に注意する必要があります。
通勤時間を短縮できたことは確かですが、移動時間が短いことと、身体への負担が少ないことは別だと感じました。
PCX160で10か月通勤して出した結論
2021年2月から11月まで、約10か月間PCX160で通勤しました。
冬の寒さ。
春の気持ちよさ。
夏の暑さ。
雨の日の大変さ。
さまざまな季節を経験して、私が出した結論はシンプルです。
PCX160は本当にいいバイク。でも、片道30kmの通勤はつらい!
もし転勤前の自分に会えるなら、
「バイクはいいけど、毎日30km走ることはもう少し考えた方がいいよ」
と伝えたいです(笑)。
もちろん、転勤したこと自体を後悔しているわけではありません。
新しい職場で学んだことは多く、自分の仕事に対する考え方も深まりました。
キャリアアップのために環境を変えたことは、私にとって大切な経験でした。
ただ、通勤による負担は、想像以上に大きかったです。
長距離通勤を経験して、今思うこと
この記事を最初に書いたのは2021年。
それから数年が経ち、今では特別養護老人ホームの施設長として働いています。
当時を振り返ると、通勤時間についての考え方も少し変わりました。
若い頃は、仕事で経験を積むことやキャリアアップを優先していました。
多少通勤が大変でも、成長につながるなら頑張ろう。
そんな気持ちが強かったと思います。
今でも、仕事で新しい経験を積むことは大切だと考えています。
ただ、それと同じくらい、家族との時間や自分の健康も大切にしたいと思うようになりました。
片道50分の通勤なら、往復で約1時間40分。
月20日勤務すれば、約33時間です。
これは決して小さな時間ではありません。
その時間をどう使うか。
そして、通勤によってどれくらい疲れるのか。
転職や異動を考える際には、給与や仕事内容だけでなく、通勤の負担も含めて判断する必要があると感じています。
PCX160で長距離通勤を考えている方へ
私の経験から、片道30km前後のバイク通勤を検討している方には、購入前に次のことを確認してほしいと思います。
- 実際の通勤時間: 地図上の距離だけでなく、朝夕の混雑を考える
- 雨や雪の日の代替手段: 無理をせず通勤方法を変更できるか
- 冬の防寒対策: グローブやウェアなどの装備を準備できるか
- 疲労への対策: 残業後も安全に運転できるか
- 維持費: ガソリン代だけでなく、保険・点検・タイヤなどの費用も考える
- 高速道路の利用: 自分の通勤ルートで必要かどうか
PCX160は通勤に便利なバイクですが、すべての人に片道30kmの通勤をおすすめできるわけではありません。
実際のルートや勤務時間、体力などによって、向き不向きは変わると思います。
まとめ|PCX160は満足。でも長距離通勤は慎重に
今回は、PCX160で片道約30kmを10か月間通勤した体験を紹介しました。
私が感じたメリットは、電車より通勤時間を短縮できたこと、燃費がよかったこと、高速道路を利用できたこと、そして何より気に入ったバイクに毎日乗れたことです。
一方で、冬の寒さ、夏の暑さ、雨の日の負担、仕事終わりの疲労は想像以上でした。
PCX160そのものには、今でも満足しています。
しかし、長距離通勤については、バイクの性能だけでなく、自分の生活全体を考えて判断することが大切だと思います。
これからPCX160の購入を検討している方や、片道30km前後のバイク通勤を考えている方の参考になれば幸いです。

