仕事で頭がいっぱいだった私がサウナを始めた理由|施設長になった今思う『休むこと』の大切さ
こんにちは!
「施設長のライフノート」です。
私は現在、特別養護老人ホームで施設長をしています。
今回は、「仕事で頭がいっぱいだった私が、サウナを始めて感じたこと」についてお話しします。
皆さんは、仕事が終わっても、頭の中で仕事のことを考え続けてしまうことはありませんか?
私は以前から、仕事の効率化や自己啓発に興味があり、読書や動画などを通じて、さまざまなことを学んできました。
もっと集中力を高めたい。
仕事の疲れをうまく解消したい。
毎日をもっと充実させたい。
そんなことを考えていた頃に出会ったのが、サウナでした。
当時の私は、サウナといえば「暑い部屋で我慢する場所」という程度の認識しかありませんでした。
しかし、一冊の本をきっかけに興味を持ち、週1回のペースで通い始めることに。
今回は、サウナを始めた当時の体験と、施設長になった今だからこそ感じる「休むこと」の大切さについてお話しします。
📝 施設長ノート
以前の私は、休む時間さえも「仕事の効率を上げるための時間」と考えていたように思います。
サウナを始めたのも、頭をスッキリさせて、もっと集中して働きたいという気持ちがきっかけでした。
現在は施設長となり、日々さまざまな判断を求められる立場になりました。
そんな今、改めて感じるのは、仕事を頑張ることと同じくらい、意識的に休むことも大切だということです。
サウナを始めた頃の自分を振り返りながら、仕事と休息について考えてみたいと思います。
仕事で頭がいっぱいだった私がサウナに興味を持った理由
サウナを始めたのは、今から数年前のことです。
当時の私は、仕事の効率を上げることに強い関心を持っていました。
読書をしたり、自己啓発に関する動画を見たりして、仕事や生活に役立ちそうなことを積極的に取り入れていました。
ただ、仕事では悩むことも少なくありませんでした。
会議や仕事が重なると、頭がぼんやりする
当時、特に困っていたのが、仕事が重なったときの集中力の低下です。
会議が続いたり、自分の担当する業務やタスクが増えたりすると、頭がぼんやりしてしまうことがありました。
やらなければならない仕事はたくさんある。
でも、何から手をつければいいのか分からなくなる。
パソコンの前に座っていても、なかなか仕事が進まない。
そんな経験を何度もしていました。
「もっと効率よく仕事ができるようになりたい」
「頭をスッキリさせる方法はないだろうか」
そう考えて、いろいろと調べていたんです。
休むことよりも、頑張ることを考えていた
今振り返ると、当時の私は「どうすればもっと頑張れるか」を考えることが多かったように思います。
仕事がうまく進まなければ、もっと勉強する。
時間が足りなければ、もっと効率化する。
集中できなければ、集中力を高める方法を探す。
もちろん、努力することは大切です。
ただ、当時は「そもそも休む時間が足りているのか」という視点が弱かったのかもしれません。
そんな中で、サウナに関する本に出会いました。
サウナは「おじさんが我慢する場所」だと思っていた
少し失礼な話かもしれませんが、以前の私はサウナに対して、あまり良いイメージを持っていませんでした。
「暑い部屋におじさんたちが集まっている場所」
「汗をかいて体重を減らす場所」
「どれだけ長く入れるかの我慢比べ」
そんな印象でした(笑)。
実際にサウナへ入ったことはありましたが、暑さが苦手ですぐに退出していました。
何が楽しいのか、正直よく分かっていなかったんです。
一冊の本で考え方が変わった
そんな私が読んだのが、『医者が教えるサウナの教科書』です。
この本では、サウナの楽しみ方や体への影響、サウナと休憩の組み合わせなどが紹介されていました。
それまでの私は、サウナは暑い場所でひたすら我慢するものだと思っていました。
しかし、本を読んで初めて、サウナのあとに体を休める時間があることや、その時間を楽しむ人がいることを知りました。
「サウナって、ただ暑い部屋に入るだけじゃなかったんだ!」
と驚いたことを覚えています。
もちろん、本で紹介されている効果が、すべての人に同じように現れるわけではありません。
それでも、実際に体験してみたいと思いました。
そして、近所のサウナへ通い始めることにしたのです。
サウナで「整う」ってどういうこと?
サウナについて調べると、よく出てくるのが「整う」という言葉です。
最初は、この意味もよく分かりませんでした。
一般的には、サウナで体を温め、必要に応じて体を冷まし、休憩することで感じるリラックス感や爽快感などを「整う」と表現することがあります。
ただし、「整う」は医学的に明確な基準がある状態ではありません。
感じ方には個人差がありますし、必ず体験できるものでもありません。
私が感じたのは、頭の中が静かになるような感覚
私が初めてサウナの入り方を意識して試したとき、印象的だったのは休憩時間でした。
椅子に座って、ただぼんやりする。
普段なら、仕事のことや次にやるべきことを考えてしまいます。
しかし、そのときは不思議と、そうしたことをあまり考えていませんでした。
自分の呼吸や体の感覚に意識が向き、何もせずに過ごす時間が心地よかったんです。
これが「整う」という状態だったのかは、今でも分かりません。
ただ、何もしないことが、こんなに気持ちいいんだと感じたことは覚えています。
私にとっては、それがサウナの一番大きな魅力でした。
週1回、1か月サウナに通って感じた3つの変化
サウナに興味を持った私は、週1回のペースで通い始めました。
最初の1か月で行ったのは、合計4回ほどです。
決して多い回数ではありません。
それでも、それまでのサウナに対する印象は大きく変わりました。
① 頭がスッキリしたように感じた
最も印象的だったのは、サウナから帰ったあとの爽快感です。
仕事で考えることが多かった私にとって、頭の中を切り替えられるような時間は貴重でした。
それまでは、何かをしていないと時間を無駄にしているような気持ちになることもありました。
しかし、サウナでは何もしない時間を楽しめました。
もちろん、サウナによって医学的な意味での「脳疲労」が取り除かれたと証明できるわけではありません。
それでも、私自身は気分転換になったと感じています。
② サウナへ行った日の夜は、ぐっすり眠れた
もう一つ印象に残っているのが、睡眠です。
当時、サウナへ行った日の夜は、いつもより気持ちよく眠れたように感じました。
翌朝もスッキリ目覚められた記憶があります。
ただ、たった4回の経験です。
サウナの影響だったのか、仕事の疲れやその日の活動量など、別の理由があったのかは分かりません。
そのため、サウナに入れば必ず睡眠が改善するとは考えていません。
それでも、当時の私にとっては、うれしい変化でした。
③ 休む時間を楽しめるようになった
そして、最も大きかったのが、休息に対する考え方の変化です。
それまでの私は、空いた時間があれば読書や勉強など、何か自分のためになることをしたいと考えていました。
サウナを始めた理由も、もともとは仕事の効率を上げたかったからです。
しかし、実際に通ってみると、何もしない時間そのものが心地よいと感じるようになりました。
休むことにも価値がある。
今振り返ると、そんなことに気づくきっかけになった経験だったと思います。
初心者だった私が実践したサウナの入り方
ここで、当時の私が実践していたサウナの入り方も紹介します。
本や動画を参考に、サウナで体を温め、水風呂などで体を冷まし、休憩するという流れを試していました。
ただし、現在は安全面を考え、水風呂や決まったセット数にこだわる必要はないと考えています。
初心者の方は、次のような流れを参考にしてください。
① 体を洗い、水分を補給する
まずはシャワーなどで体を洗います。
これは施設を利用する際の基本的なマナーです。
また、サウナでは汗をかくため、事前に水分を補給しておくことも大切です。
② 無理のない範囲でサウナに入る
初心者の方は、比較的温度の穏やかな低い段などから試すとよいでしょう。
私は当時、5〜10分程度を目安にしていました。
ただし、適切な時間はサウナの温度や湿度、体調によって異なります。
長く入ればよいというものではありません。
暑さがつらい、動悸がする、めまいがするなど、異変を感じたらすぐに退出しましょう。
③ 体を冷まし、休憩する
サウナから出たら、汗を流し、体調を確認しながら休憩します。
当時の私は水風呂にも入っていましたが、急激な冷水浴は血圧や心臓に負担をかけることがあります。
水風呂が苦手な方は、無理に入る必要はありません。
私が特に気に入っていたのは、そのあとの休憩時間です。
椅子に座り、ゆっくり呼吸をしながら、何も考えずに過ごす。
これが、とても気持ちよかったんです。
④ 体調に合わせて終了する
当時は2〜3セットを目安にしていましたが、決まった回数を繰り返す必要はありません。
1回で終えても構いません。
大切なのは、無理をせず、気持ちよく終えられることだと思います。
なお、飲酒後や体調不良時の利用は避け、持病がある方は医師に相談してください。
サウナで汗をかいて体重が減ったとしても、その多くは一時的な水分の減少です。
ダイエットのために無理して汗をかくこともおすすめしません。
当時のサウナ代は1回約1,000円。高い?安い?
私が当時通っていた施設では、銭湯とサウナの料金を合わせて880円でした。
そして、入浴後には牛乳を飲む。
これを含めると、ちょうど1,000円くらいでした。
週1回通うと、月4,000円程度です。
毎日通うには少し負担が大きいですが、週1回の楽しみとしてなら悪くない出費だと感じていました。
当時は、
「趣味は何ですか?」
と聞かれたら、
「サウナです!」
と答えてしまいそうなくらい、気に入っていました(笑)。
もちろん、これはサウナを始めた当時の料金です。現在の料金とは異なる可能性があります。
今振り返ると、1回1,000円で得られたものは、単なる入浴の時間だけではありませんでした。
仕事から離れ、自分のために時間を使う。
そうした時間を意識的に確保できたことにも価値があったと思います。
施設長になった今、休むことについて思うこと
サウナを始めた当時と比べると、私の働く環境は大きく変わりました。
現在は特養の施設長として、日々さまざまな業務に関わっています。
職員の採用や配置、入居者への対応、事故防止、感染対策、施設の稼働率や収支の管理など。
自分で作業を進めるだけでなく、判断すること自体が仕事になっています。
そして、施設長になって感じるのは、仕事には明確な終わりがないということです。
一つ問題が解決しても、また別の問題が出てきます。
職員から相談を受けることもあれば、急な対応が必要になることもあります。
施設を運営している以上、すべての問題がなくなる日は、おそらくないのでしょう。
仕事のことを考え続けるのが、必ずしも良いわけではない
以前の私は、仕事について考える時間が長いほど、成長できるような気がしていました。
本を読み、動画を見て、仕事に役立つ知識を増やす。
それ自体は今でも大切にしています。
しかし、考え続けているだけで、良い判断ができるとは限りません。
疲れているときほど、目の前の問題に意識が集中しすぎたり、余裕がなくなったりすることもあります。
施設長として働く今は、仕事から意識を離す時間も必要だと感じています。
休むことにまで成果を求めなくていい
サウナを始めた当時の私は、
「サウナに入れば集中力が上がるかもしれない」
「仕事の効率が良くなるかもしれない」
と考えていました。
つまり、休むことさえも仕事の成果につなげようとしていたわけです。
今振り返ると、少し面白いですよね(笑)。
もちろん、休息によって気分が切り替わり、結果的に仕事に良い影響が出ることはあるかもしれません。
ただ、休む時間にまで必ず成果を求める必要はないと思っています。
気持ちがいいから休む。楽しいから続ける。
それだけでも十分ではないでしょうか。
仕事のためだけでなく、自分自身の生活を豊かにするために時間を使う。
施設長になった今は、そんな考え方も大切にしたいと思っています。
サウナでなくても、自分に合った休み方があればいい
今回、昔のサウナ体験を振り返って改めて感じたことがあります。
それは、休む方法に正解はないということです。
サウナが好きな人もいれば、苦手な人もいます。
私自身、現在は朝の散歩や運動、読書なども生活に取り入れています。
朝の散歩では、外の空気を感じながら歩く時間が気分転換になります。
運動をすれば、体を動かすこと自体が心地よく感じられます。
読書をしていると、仕事とは違う世界に意識を向けることができます。
どれもサウナとは違った良さがあります。
大切なのは、流行している方法を無理に取り入れることではありません。
自分が心地よいと感じる時間を、自分の生活の中に持つこと。
そして、休んでいる自分に対して「時間を無駄にしている」と考えすぎないこと。
それが、仕事と長く向き合っていくためにも必要なのではないかと思います。
まとめ|頑張ることと同じくらい、休むことも大切
今回は、仕事で頭がいっぱいだった私がサウナを始めた経験と、施設長になった今思う「休むこと」の大切さについて紹介しました。
サウナを始めた当時の私は、仕事の効率を上げたいという気持ちが強くありました。
しかし、週1回、約1か月通ってみると、サウナに対する印象が大きく変わりました。
頭がスッキリしたように感じたり、気持ちよく眠れたり。
そして何より、何もしない時間を心地よく感じられたことが印象に残っています。
現在は施設長として働き、当時よりも多くの判断を求められる立場になりました。
だからこそ、改めて感じています。
仕事を頑張ることと同じくらい、自分自身を休ませることも大切です。
休むことは、怠けることではありません。
何かの成果につなげるためだけに、休む必要もありません。
サウナでも、散歩でも、読書でも構いません。
自分に合った方法で、心地よい時間をつくる。
これからも、仕事だけでなく、自分自身の生活も大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
より良い仕事が、より良い人生をつくる。

