特別養護老人ホームへの入所を検討しているご家族から、よくいただく質問があります。

「特養って高いですよね…。」

確かに、介護保険サービスの自己負担だけでなく、食費や居住費もかかるため、負担が大きいと感じる方も少なくありません。

しかし、条件を満たすと食費・居住費の負担が軽減される制度があります。

それが

「介護保険負担限度額認定制度」

です。

施設長としてご家族へご案内する機会も多い制度なので、今回は分かりやすくご紹介します。


負担限度額認定制度とは?

この制度は、

所得や預貯金など一定の条件を満たした方の食費・居住費を軽減する制度

です。

特養だけではなく、

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院
  • ショートステイ

などでも利用できます。

介護保険の自己負担額が安くなる制度ではなく、

食費・居住費が軽減される制度

という点がポイントです。


対象になる条件

主な条件は次の3つです。

✅ 世帯全員が住民税非課税であること

✅ 配偶者がいる場合は、別世帯でも住民税非課税であること

✅ 預貯金などが一定額以下であること

※詳細な基準や金額は毎年見直されることがあるため、お住まいの市区町村へ確認してください。


申請しないと適用されません

意外と知られていませんが、

この制度は

自動では適用されません。

本人またはご家族が市区町村へ申請し、

認定証の交付を受ける必要があります。

条件を満たしていても、

申請しなければ軽減は受けられません。


私がご家族へ必ずお伝えしていること

施設長として相談を受ける中で、

「もっと早く知っていれば…」

という声をいただくことがあります。

利用料金は毎月かかるものだからこそ、

対象になる制度は積極的に活用していただきたいと思っています。

分からないことがあれば、

施設の相談員やケアマネジャーへ相談してみてください。


制度は定期的に見直されます

負担限度額認定制度は、

所得区分や預貯金の基準などが見直されることがあります。

最新の情報は、

お住まいの市区町村や厚生労働省の情報を確認しましょう。


まとめ

負担限度額認定制度は、

条件を満たせば

食費・居住費を軽減できる大切な制度

です。

私も施設長として、

対象になる可能性がある方には必ずご案内しています。

制度を知らないことで損をしてしまうのは、とてももったいないことです。

特養やショートステイの利用を検討されている方は、一度確認してみることをおすすめします。

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※この記事は2026年○月時点の制度をもとに作成しています。最新情報はお住まいの市区町村へご確認ください。