【介護レク】高齢者に人気のカラオケ曲15選|特養で盛り上がる定番曲を紹介
こんにちは。
現役の特別養護老人ホーム施設長として働いている「施設長のライフノート」です。
今回は、介護施設の定番レクリエーションの一つ、**「カラオケ」**について紹介します。
介護現場で働いていると、
「カラオケレクをやることになったけど、何を入れればいいんだろう?」
「利用者さんの世代の曲が分からない……」
と困った経験はありませんか?
私自身、長く高齢者介護に携わってきましたが、カラオケは昔から人気のあるレクリエーションの一つです。
一人が歌い始めると、周りの利用者さんも口ずさんだり、手拍子をしたり。
普段あまりレクリエーションに参加されない方が、懐かしい曲を聞いた途端に歌い始めることもあります。
今回は、実際の介護現場で反応が良かったと感じる曲を中心に、
「高齢者に人気のカラオケ曲15選」
を紹介します。
- この記事はこんな方におすすめ
- ①自然に声を出す機会を作れる
- ②昔の記憶や思い出につながりやすい
- ③大人数でも一緒に楽しめる
- 1.リンゴの唄/並木路子
- 2.高校三年生/舟木一夫
- 3.青い山脈/藤山一郎・奈良光枝
- 4.上を向いて歩こう/坂本九
- 5.川の流れのように/美空ひばり
- 6.女のみち/宮史郎とぴんからトリオ
- 7.さざんかの宿/大川栄策
- 8.星影のワルツ/千昌夫
- 9.バラが咲いた/マイク眞木
- 10.瀬戸の花嫁/小柳ルミ子
- 11.北国の春/千昌夫
- 12.銀座カンカン娘/高峰秀子
- 13.お富さん/春日八郎
- 14.憧れのハワイ航路/岡晴夫
- 15.故郷(ふるさと)/唱歌
- ①無理に歌ってもらわない
- ②歌の上手さを求めない
- ③席の配置を考える
- ④事前にリクエストを聞いておく
- ⑤体調と安全を最優先する
この記事はこんな方におすすめ
- 介護施設で働き始めたばかりの方
- カラオケレクの選曲に困っている方
- 高齢者に人気の歌を知りたい方
- デイサービスや特養でレクを担当している方
- カラオケレクをもっと盛り上げたい方
ぜひ次回のレクリエーションに活用してみてください。
介護施設でカラオケレクがおすすめな理由
カラオケは「ただ歌って楽しむだけ」のレクリエーションではありません。
私が介護現場でカラオケをおすすめする理由は、大きく3つあります。
①自然に声を出す機会を作れる
高齢になると、日常生活の中で大きな声を出す機会が少なくなる方もいます。
カラオケなら音楽に合わせて自然に声を出すことができます。
また、歌うためには口や舌を動かしたり、呼吸を調整したりします。
もちろん、カラオケをすれば嚥下機能が改善する、と単純に言えるものではありません。
それでも、
「楽しみながら声を出す」
という活動を取り入れられるのは、カラオケの良いところだと思います。
歌わなくても大丈夫です。
曲に合わせて口ずさんだり、手拍子をしたりするだけでも十分楽しめます。
②昔の記憶や思い出につながりやすい
個人的には、これがカラオケレクの大きな魅力だと思っています。
音楽には、その当時の記憶と結びついているものがあります。
若い頃に流行っていた曲。
家族と一緒に聴いていた曲。
昔よく歌った曲。
テレビやラジオから流れていた曲。
懐かしい曲を流すと、
「この歌、昔よく歌ったのよ」
「この人好きだったなぁ」
なんて会話が始まることがあります。
つまりカラオケは、
歌うだけではなく、コミュニケーションのきっかけにもなるレクリエーション
なんです。
曲をきっかけに昔の仕事、故郷、家族などの話につながることもあります。
③大人数でも一緒に楽しめる
カラオケの良いところは、一人だけが楽しむものではないことです。
マイクを持って歌う。
一緒に口ずさむ。
手拍子する。
曲を聴く。
昔の思い出を話す。
それぞれ違った参加方法があります。
「歌いたくない」という方まで無理に歌わせる必要はありません。
同じ空間で音楽を楽しむだけでも、立派な参加方法だと思います。
【保存版】介護現場で人気のカラオケ曲15選
ここからが今回の記事の本題です。
私がこれまで介護現場で働いてきた中で、
「この曲は知っている人が多いな」
「みんなで歌いやすいな」
と感じた定番曲を15曲紹介します。
1.リンゴの唄/並木路子
1945年に発表された戦後を代表する名曲です。
高齢者施設では知っている方が多く、カラオケレクでも使いやすい一曲。
曲が流れるだけで口ずさんでくださる方もいます。
2.高校三年生/舟木一夫
1963年発売。
タイトル通り学生時代を思い出しやすい曲です。
舟木一夫さんが好きな方も多く、男性・女性問わず盛り上がりやすい印象があります。
3.青い山脈/藤山一郎・奈良光枝
高齢者向けレクリエーションでは定番中の定番。
テンポもよく、みんなで一緒に歌いやすい曲です。
一人にマイクを渡して歌ってもらうというより、全員で歌う曲として使うのもおすすめです。
4.上を向いて歩こう/坂本九
世代を問わず知られている名曲です。
職員も知っている可能性が高いため、利用者さんと職員が一緒に歌いやすいのもメリット。
レク担当者が一緒に歌えると、場も盛り上がります。
5.川の流れのように/美空ひばり
美空ひばりさんは、高齢者施設のカラオケでは外せない存在です。
その中でも「川の流れのように」は知名度が高く、しっとり歌いたい時にもおすすめです。
6.女のみち/宮史郎とぴんからトリオ
演歌が好きな利用者さんが多い施設なら候補に入れたい曲です。
昔よくカラオケをされていた方からリクエストされることもあります。
7.さざんかの宿/大川栄策
こちらもカラオケ好きの方にはおなじみの一曲。
全員で合唱するというより、カラオケが好きな方にマイクを持って歌ってもらう曲としておすすめです。
8.星影のワルツ/千昌夫
ゆったりしたテンポで歌いやすく、昔からカラオケで親しまれてきた曲です。
演歌好きの利用者さんがいる場合にはぜひ入れてみてください。
9.バラが咲いた/マイク眞木
明るく穏やかな曲調で、みんなで歌いやすい曲です。
歌詞を見ながら一緒に口ずさむようなレクリエーションにも向いています。
10.瀬戸の花嫁/小柳ルミ子
女性利用者さんを中心に人気がある印象の曲です。
結婚や家族の話につながることもあり、歌い終わった後の会話にも発展させやすい一曲です。
11.北国の春/千昌夫
介護施設のカラオケではかなり強い定番曲。
故郷を思い出す歌でもあるので、
「〇〇さんはどちらのご出身でしたっけ?」
など、歌から会話を広げることもできます。
12.銀座カンカン娘/高峰秀子
明るくテンポが良いため、場の雰囲気を変えたい時にも使いやすい曲です。
手拍子を入れながら楽しむのもおすすめです。
13.お富さん/春日八郎
1950年代を代表するヒット曲の一つです。
現在の高齢者世代にとって懐かしい曲なので、知っている方がいれば一気に場が盛り上がることがあります。
14.憧れのハワイ航路/岡晴夫
こちらも昔から親しまれてきた名曲。
明るい曲なので、レクリエーションの前半に入れて雰囲気を作るのもいいと思います。
15.故郷(ふるさと)/唱歌
最後はやっぱりこれです。
「カラオケは苦手」という方でも、唱歌なら歌ってくださることがあります。
全員で歌いやすいため、カラオケレクの最後の一曲としてもおすすめ。
みんなで「ふるさと」を歌って終わると、きれいに締まります。
選曲で迷ったら「利用者さんの青春時代」から考える
ここは介護職としてぜひ意識してほしいポイントです。
高齢者向けだからといって、
「とりあえず演歌を入れておけばいい」
わけではありません。
音楽の好みは当然一人ひとり違います。
さらに、2026年現在では70代、80代、90代で青春時代に聴いていた音楽もかなり違います。
そのため、
「高齢者に人気の曲は何だろう?」
だけではなく、
「目の前の利用者さんが10代・20代だった頃、何が流行っていたんだろう?」
と考えてみてください。
本人やご家族に、
「昔好きだった歌手はいますか?」
「若い頃、どんな音楽を聴いていましたか?」
と聞いてみるのもおすすめです。
レクリエーションの選曲だけでなく、その方を知るための情報にもなります。
カラオケレクで気をつけたい5つのポイント
①無理に歌ってもらわない
一番大切です。
カラオケが嫌いな方もいます。
人前で歌うことが苦手な方もいます。
そのため、
「〇〇さんも歌いましょう!」
と無理にマイクを渡す必要はありません。
聴いているだけでもOK。
手拍子だけでもOK。
口ずさむだけでもOK。
参加方法をご本人に選んでもらうことを大切にしましょう。
②歌の上手さを求めない
カラオケレクは歌唱大会ではありません。
音程やリズムがずれていても、本人が楽しそうならそれでいいと思います。
職員が横から、
「違いますよ」
「もっと早く!」
などと修正する必要はありません。
上手に歌うことより、
楽しく歌えること。
こちらを大切にしたいですね。
③席の配置を考える
大人数で実施する場合は、座席配置も重要です。
例えば、
- カラオケが好きな方は画面を見やすい場所
- トイレが頻回な方は移動しやすい場所
- 車椅子の方は安全に移動できるスペースを確保
- 長時間座ることが難しい方は退出しやすい場所
- 職員の見守りが必要な方は対応しやすい場所
などです。
「全員を同じように座らせる」のではなく、その人に合わせて環境を作ることが大切です。
④事前にリクエストを聞いておく
レクが始まってから、
「何を歌いますか?」
と聞いても、
「何でもいいよ」
と言われてしまうことがあります。
そこで普段の会話の中から、
「好きな歌手」
「好きな曲」
「昔よく歌っていた歌」
を聞いておきましょう。
利用者さんごとの「好きな曲リスト」を作っておくのもおすすめです。
職員が変わっても、その情報を共有できます。
⑤体調と安全を最優先する
楽しいレクリエーションでも、安全への配慮は必要です。
長時間同じ姿勢になっていないか。
疲れていないか。
水分補給はできているか。
移動時に転倒リスクはないか。
体調に変化はないか。
特に大人数のレクリエーションでは、盛り上げることに集中して周囲への注意が薄れないようにしましょう。
レク中であっても必要な見守り・介助体制を確保したうえで実施することが大前提です。
カラオケを「歌うだけ」で終わらせない
せっかく介護施設でカラオケをするなら、歌って終わりにするのは少しもったいないと思います。
例えば「北国の春」を歌ったあと、
「〇〇さんの故郷はどこでしたっけ?」
「雪はたくさん降りました?」
と聞いてみる。
「高校三年生」なら、
「学生時代は何をしていました?」
と聞いてみる。
「瀬戸の花嫁」なら、
「結婚式はどんな感じでした?」
と聞いてみる。
こうすると、
カラオケ → 思い出 → 会話
へとレクリエーションが広がります。
普段あまり話されない利用者さんから、職員が知らなかった昔の話を聞けるかもしれません。
こういう瞬間こそ、介護レクリエーションの面白さだと思っています。
まとめ|一番盛り上がる曲は「その人が好きな曲」
今回は、介護施設のカラオケレクでおすすめしたい15曲を紹介しました。
定番曲を知っておくと、選曲に困った時にはとても便利です。
ただ、10年以上高齢者介護の現場に関わってきて思うのは、
結局、一番盛り上がるのは「その利用者さんが好きな曲」です。
高齢者だから演歌。
80代だからこの曲。
と決めつけるのではなく、
「この人は何が好きなんだろう?」
と考えてみてください。
カラオケをきっかけに、今まで知らなかった利用者さんの一面が見つかるかもしれません。
歌う人も、聴く人も、職員も。
みんなで楽しめる時間を作っていきましょう。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

