介護スキル

立派な施設管理者って?

介護施設の施設長

私は、将来施設の管理職(施設長)になりたいと思って、日々仕事に励んでいる。では、実際施設長ってどんな仕事なんだろうか?現場からは、どう思われているのだろうか?自分は将来どんな施設長になりたいのだろうか?そんな話を今回はお届けしたいと思います。

施設長の仕事

施設長の仕事は、大まかに分けて3つに分類されると思っています。

  1. 経営管理
  2. 職員管理

①経営管理

うちの施設は、社会福祉法人であり一般企業のような利益を極端に追及するスタイルではないかもしれませんが、従業員が100人以上おりその方の家族などを含めれば、多くの方の生活を支える職場であることには変わりなく、赤字経営が続いてしまえば当然廃業の危機に陥ります。廃業となれば働いている職員は、仕事がなくなり収入がなくなり生活していく事が困難になってしまいます。

なので、社会福祉法人といえど、ある程度の利益を確保し、毎月のスタッフの給料を払い続ける義務があります。そして何より、廃業してしまうということは、入居している方がたが路頭に迷う事になってしまいます。そうならない為にも、適切な運営を行い、利益を出す必要があります。

その為に、重要となってくるのが、「稼働率」「介護度」「加算」です。

介護業界は、ご存じの通り、国の公費9割と利用者負担1割が収入源になります。(収入や資産によって割合は変わります)

その為、いかに入院者を出さずに、満床状態をキープし、例え入院が出てしまったとしても、その部屋をショートステイで他者に使ってもらい、稼働している状態を保持する事が大変重要なことになります。

また、当然ですが介護保険は、介護度の重たい人を介助した方が、多くのお金をもらえる仕組みになっています。その為、現状の施設内の平均介護度はどうなっているか?ADLが低下してしまった人は、適切な介護度が出ているか精査し、区分変更申請を行ったりしています。

また、稼働率キープはマストですが、プラスαで加算の算定にも取り組んでいます。

加算とは、最低基準のケアを提供することは勿論ですが、それプラスで特別な支援を行った際に算定できるボーナスみたいなイメージです。これは、施設によって算定状況は様々です。人員配置を他より厚く配置しているだったり、特別な支援を行っている場合に算定出来る為、各施設特色が出るポイントだったりします。

最近では、LIFEという新しいデータベースが誕生し、高齢者をどんどん元気にしていきましょう!元気にできたらボーナス出しますよーというような加算が増えています。その為、各施設リハビリや日々のケアを見直している所が増えてきているようです。

どんなに経営努力をしようが、MAXで得られる収入は決まっている。いかにそのMAX値に近づけられるかが、施設長の役割になります。

②職員管理

次に紹介する仕事が職員管理です。

当然ですが施設内で発生す問題の責任は全て施設長にあります。そしてその問題の多くは人間関係からうまれるのはご存じかと思います。

誰と誰の相性が悪い、だれだれが陰口を言っている等々、人間関係のもめ事を挙げだしたらキリがないほどです。ただ、問題が起こって大変だ―と見て見ぬふりをしている訳にはいきません。

うちの施設では、その問題を放置してしまったばかりに、看護師が大量退職するという困った事態も起こりました。問題が耳に入る時には、事態がかなり深刻化していることも決して珍しくありません。今現場で何が起こっているのか?どうしたら解決できるのか?日々アンテナを張ることが大切かと思います。

まとめ

施設長の仕事は、「縁の下の力持ち」

表に出る事はあまりありません。利用者の方と直接かかわるのもイベントの時ぐらいではないでしょうか?1日PCと向き合ったり、役職者やリーダーと面談を行ったり、施設長より上の本部役職者からのミッションを行ったり・・・

ん~こうやって書いていてもこの仕事楽しいのかな?目指して大丈夫かな?って思っちゃいますよね?でも、絶対にやりがいがあるはず!施設長は、よく「給料に見合わない仕事だよ(笑)」と話していますが、それでも続けているのには何か理由があるはずです。

今の自分では、到底届かない仕事、役職かもしれませんが日々勉強しながら、立派な管理職となれるように精進していこう。

そして、高稼働、介護度も高い、加算も算定できる施設を作り、働いてくれている職員に還元できる施設を作っていきたいな。