転職支援

現面接官が伝える介護転職面接のポイント

どうもゆうき(https://twitter.com/@youki127)です。

現在特養の事務次長兼介護ブロガーとして働いています。

今回は、転職をする際に必ず通る道であろう「面接」の攻略法についてお伝えしたいと思います。

この記事を読んでほしい人

・始めて就職・転職活動をする人

・面接がいつも上手くいかない人

・緊張しがちで失敗してしまう人

結論

まず始めに結論です。

①面接・就業場所の確認は必ずしておこう

②履歴書・職務経歴書はきれいに書こう

③第一印象を大切にしよう

④ハッキリ&ポジティブに答えよう

⑤質問は必ず準備をして臨もう

上記5つのポイントを守れば、まず好印象を得られるはずです。

私は、現在求職者様の面接をさせて頂く立場にありますが、この立場になってまず驚いたことが、これだけ人材不足が叫ばれている介護業界ではあるものの、面接で採用出来る方が非常に少ないという点です。

施設側としては、すぐにでも採用して既存の現場で日々頑張ってくれている職員さん達の負担を減らしてあげたいと考えていますが、採用に至らない面接が非常に多いのが現状です。

短時間の面接では、その人の全てを知ることは出来ません。

最初の印象、面接中の様子で判断が下されます。

今回の記事を是非参考にして頂き、内定をまず頂いたうえで、求職者側が施設を選んで転職できるようになりましょう!!

面接・就業場所の確認は必ずしておこう

そんなの当たり前だよ!って思う方が大半だと思いますが、施設の場所が分からず遅刻してくる方が非常に多いです。中には遅刻する旨を連絡しなかったり、紹介会社の方が代わりに電話してくる方もいます。新規オープン施設だとネット上の住所とGoogleMAPの住所が違うこともあります。

必ず面接日より前に、実際に足を運んでみるなど場所を確認しておく事をお勧めします!

正直遅刻した時点で、9割以上不採用だと思って下さい。どんなにスキルを持った方でも、時間を守れない人の評価は低くなってしまいます。

また、施設に到着する時間は、早すぎてもよくありません。

面接予定時刻の、「5~10分前」にインターホンを押すぐらいの余裕をもちましょう。

なかには、45分前に到着してそのまま来た方もいましたが、それはアウトです。

面接官も、1日のスケジュールを立てて行動しています。相手の事を考えられない人と判断されてしまう恐れがあるので気をつけましょう。

②履歴書・職務経歴書はきれいに書こう

続いて面接時の自分自身の武器となる「履歴書・職務経歴書」についてです。

面接官は、この二つをよく読みこんでから面接に向かいます。

どこを見ているかというと、今までの職歴(どのくらいの転職回数かな?経験はどれくらいかな?空白の期間は何をしていたのかな?退職理由はなんでかな?)やそもそもの字のきれいさや文の構成なども評価しています。

正直に言うと、履歴書を見ただけで面接をする前から不採用が決まっているような場合も多かったです。それだけ、合否のウエイトを多く占めるものなので、気持を込めて書きましょう!

最近は、PCで作成してくる方も多くいらっしゃいます。PCで作成したからマイナスという事は一切ありません。

・字が汚い

・空欄がある

・履歴書の写真がコピー(実際いました)

③第一印象を大切にしよう

面接は、短時間での勝負です。

面接官は、求職者様の全てを知ったうえで採用することは出来ません。

そこで大切なのが第一印象です。

第一印象は、「3秒で決まる」と言われています。

面接官の印象を良くするポイントをまとめておきますので参考にしてみて下さい。

・スーツや髪型など身だしなみを整える

・面接官が部屋に入ってきたら立ち上がって挨拶をする

・面接の時間を頂けたことを感謝して笑顔で挨拶

・スマホの電源はOFF

④受け答えはハッキリ&ポジティブに

面接で、ほぼ100%と言っていいほどする質問があります。

それが、前職の「退職理由」です。

なぜこんな事を聞くのかというと、それは前職の退職理由が自施設でも繰り返す恐れがないか確認する為です。

退職理由は様々だと思います。給料が上がらない、人間関係が悪かった・・・ブラックだった。そこを無理に隠す必要はありません。ただ、面接の場面で気を付ける事は、愚痴になってしまわないようにする事です。

前の職場が嫌だったから辞めるというのは当然の事です。悪い判断では決してありません。ただ、その会社を悪く言いすぎたり、愚痴で終わってしまうと途端に面接官の評価は低下してしまいます。

前職の退職理由を嘘つく必要はありませんが、ポジティブに言い換えましょう!

給料が上がらなかった

→前職では〇年働きましたが給料がほとんど上がらなかったので、御社のキャリアパスに惹かれここで働きたいと思いました。

人間関係が悪かった

→前職では陰口が多く、働きにくい環境でした。そこで御社では、SNSなどを拝見させて頂き、とても風通しの良さそうな雰囲気を感じたので志望させて頂きました。

⑤質問は必ず準備をして臨もう

面接も終盤となり、締めに必ずといって良いほど行う質問が、

「○○さんから当社に何か質問はありますか?」

という質問です。これは、求職者の方がネットや求人票等の事前情報で知り得る事が出来なかった「生の情報」を聞き出すチャンスタイムです。

ここで、絶対にやってはいけない返答が、

「・・・特にありません」です。これは、正直アウトです。

どうしても働きたい施設であれば、聞きたい事などは少し考えれば沢山出てくるかと思います。以下に、質問例を挙げておきますので、参考にしてみて下さい。

・職員の男女比、平均年齢はどのくらいですか?

・1日のタイムスケジュールを教えて頂けますか?

・今、施設内で力を入れて取り組まれている点は何かありますか?

・ご入居者の平均介護度はどのくらいですか?

まとめ

いかがでしたか?

今回は、転職の際に必要になる面接の攻略法についてお伝えしました。

現在、介護業界は人手不足な事は間違いありません。ただ、万年人手不足の施設とそうでない施設に分かれているのも事実です。

働きやすく人気のある施設には、求職者が多く集まる為、自然と人員不足が改善されてきます。反対に評判の悪い施設は、採用してもすぐに辞めていってしまうので常に人手不足です。

これから転職活動する方、初めて働く施設を選ぶ方は是非今回の「面接のポイント」を押さえて頂き、自分の働きやすい環境が整った施設で新しいキャリアをスタートさせてほしいと思います。

今回の記事が参考になれば幸いです。