こんにちは!ゆうき(@youki127)です。
現在、特養の事務次長として働きながら介護系のブロガーとして活動をしています。
今回は、現役特養のスタッフがおススメする「業務効率化グッズ7選」という記事を紹介させて頂きます。
今回の記事を読んでほしい人
- 介護現場で働いている方
- 業務を効率化して利用者と関わる時間を増やしたい方
- 業務を効率化して定時で帰りたい方
介護ポーチ
介護の現場は、想像以上に持ち物が多いです。
筆記用具、連絡用ピッチ、インカム等々を全て制服のポッケに入れて素早い動きをするのは非常に困難な事です。また、移乗介助の際に胸ポケットに入れておいたボールペンで、ご利用者の目を傷つけてしまったり、ポケットに入れておいたピッチがトイレにダイブしてしまう事も珍しくありません。そんな時に、役立つ商品になります。
効率化・削減ポイント
- 筆記用具等を探す、取りに行く時間
- 筆記用具等で作ってしまった内出血に対する報告書の作成時間
自動撹拌機
みなさんの現場にも、嚥下機能が低下しており水分にとろみをつけないと誤嚥のリスクが高い利用者がいるかと思います。
規模の大きな施設になればなるほどとろみをつけるコップの量も多くなるかと思います。
そんな時みなさんの施設ではどうやってとろみをつけていますか?
経験者の方であればご存じかと思いますが、とろみは一度に粉を流し込むとすぐにダマになりやすいです。しかし、少しずつとろみをつけて素早く溶かすなんて難しい。腱鞘炎になります!!(笑)そんな時におススメしたいのがこちらになります。
もう手動でとろみをつけるのは卒業しましょう!腱鞘炎ともオサラバ!
そう考えると良い投資ではないでしょうか?
効率化・削減ポイント
- 手でとろみをつける時間
- 腱鞘炎で病院に通う時間
非接触型体温計
まさかとは思いますが、未だにご入居者の体温を脇で測っている施設はありませんよね?
時間のムダですし、認知症の方で長い時間じっとしてることが困難な方もいらっしゃいます。
まさかとは思いますが、未だに従来の体温計を使っている方へ、「非接触体温計」をおススメします。
特徴は、何といっても早いこと!ほんの数秒で体温が測れてしまいます。
だいぶ収まってきたとはいえまだコロナウイルスの恐怖と戦っている現場は多いと思います。私の施設でも、1日3回体温測定を行って異常の早期発見に努めています。
その際に、毎回腋下で測定していたら時間がいくらあっても足りません。
是非非接触の体温計を活用して下さい。
効率化・削減ポイント
- 体温を腋下で測る時間
D-free
次におススメするのがこちらです。
まさに最先端をいく機器だと思います。
この機器があれば、排尿を予測する事が可能であり、入居者に不快な思いをさせる事例が激減します!
- トイレ誘導時の空振りが減る
- 利用者個々の膀胱許容量がわかる
- 根拠のある介護が出来る
- 汚染時間を短くしスキントラブルを減らせる
- 失禁、褥瘡、無駄なトイレ誘導が減り効率的に働ける
上記は、個人で使用する目的の物ですが、施設で導入を支援してくれるプランもあります。
私の施設では、新入居の方の排泄リズムを把握したり、褥瘡がある方のオムツ交換のタイミングを図る為に使用しています。
効率化・削減ポイント
- 無駄なトイレ誘導時間
- 褥瘡に対する処置時間
車椅子用離床センサー
フロアが広い施設や視覚がある施設で、立位が不安定な方が立ち上がり転倒されるアクシデントはありませんか?
つい数分前まで傾眠していたのに・・・よく分かります。
そんなご利用者にこちらのマットはいかがでしょうか?
センサーマットには、賛否両論あるかと思います。「行動制限にあたるから身体拘束だ!」と考える方も多いと思います。
私も、使わなくて安全が保てるのであれば使わない方が良いと思います。
ただ、認知症が進行し自身ではリスクの把握が出来ない方にとっては救いの手となるのではないでしょうか?
あとは使用する側のスタッフの考えと行動次第です。
センサーが鳴って駆けつけてそのまま座らせるでは意味がありません。
ご利用者が立ち上がったことには理由があります。
トイレに行きたいのかもしれない。部屋に戻りたいのかもしれない。長時間座りすぎてお尻が痛いのかもしれない。そういった所に視点を向けて、先回りの介助が出来るように使用するのであれば、とても有効なアイテムだと私は考えます。
効率化・削減ポイント
- 転倒後の事故報告書作成時間
- 受診の付き添い時間
- 利用者が感じる痛み・辛さ
- 骨折等による利用者のADL低下
保護材
次にご紹介するのがこちらです。
正直、私はこれを何度ホームセンターに買いに行ったかわからないぐらい購入しました。
施設で働いている方は良くご存じかと思いますが、高齢者の皮膚は非常に脆弱です。
その為、少しぶつけたりこすったりするだけで、すぐに内出血が出来てしまいます。
その為、ベット柵や机、車椅子などの固い部分をこれでカバーするのです。
特に皮膚が弱い方の周りは、ウレタンだらけになってしまうことも。でも、これがついているという事は皮膚が弱いんだなと意識して介護士さんもいつも以上に慎重に介助にあたっていました。
効率化・削減ポイント
- 内出血発見後の報告書作成時間
- 水泡が破れたあとの処置の時間
介護用コップ
最後に紹介するのが介護用のコップです。
コップなんて何でも良いじゃないか?と思われるかもしれませんが、ここで個別性を発揮する事で業務の効率化が図れます。
どんな方に必要?
- 認知症でコップの中身をこぼしてしまう方
- 頸部の拘縮が強くコップを傾けて飲めない方
私の施設でも、開設当初はよく床にお茶やココアがぶちまけられており、他の入居者が滑ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤする事が多くありました。
認知症の症状も人それぞれです。認知症の方が全員コップの中身をこぼす訳ではありません。
どの方に必要か見極めるのはpプロの介護士の力量です。
床を拭く時間。床にこぼした水分で転倒してしまった後の受診付き添い、アクシデント報告書作成の時間。
効率化・削減ポイント
- 床にこぼれた水分を拭く時間
- 水分を入れなおす時間
- こぼれた水分で転倒した方の受診時間・報告書作成時間
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、少し極端な事例もあったかと思いますが、私が実際にデイサービスや特養で働いてきて「これいいな!」と感じたものだけをピックアップしています。
是非皆様の日々の業務に取り入れてみて下さい。