こんにちは!ゆうき(@youki127)です。
現在、特養の事務次長として働きながら介護系ブロガーとして活動をしています。
今回は、どこの介護現場で働いていても絶対に必要になるスキルをお伝えしたいと思います。
職場の人間関係に悩んでいる方
プライベートでも人間関係に悩んでいる方
結論
早速ですが、先に今回の結論です。
人間関係に振り回されない人は、「放っておく力」のある人です。
- むやみに「関わらない」
- いちいち「気にしない」
- やたらに「反応しない」
- 無駄に「疲れない」
- 無理に「白黒つけない」
職場でもプライベートでも、人間関係に悩まれている方は非常に多いと思います。
逆に悩んだことがない人はまずいないと思います。
特に大勢の様々な職種の人が、様々な経験を積み重ねてきた高齢者をケアする介護現場は究極の人間関係を必要とする場所と言っても過言ではありません。
人と人の繋がりの仕事ですから替えが効きません。
どうせ必要な人間関係であるのであれば、初めから良好に円滑にする方法をしって仕事に就くことがとても重要ではないかと考えます。
では、一つずつ詳しく説明していきます。
最後まで読み終わる頃には、あなたが人間関係で悩むことが限りなく減ってくることをお約束します。
①むやみに関わらない
「放っておく」という言葉には、あまり良いイメージはないかもしれません。
特に、介護士さんはとても優しい人が多い傾向にあります。
放置する、見て見ぬふりをする、怠ける・・・そういった事を連想し、無責任のように感じる方もいるかもしれません.
確かに介護の現場は、対人援助の仕事です。
絶対に放っておいてはいけない場面があります。
しかし、全てにきめ細かく対応するのは難しいです。
「放っておくべきもの」と「放っておくべきではないもの」をしっかり見極めて、上手に生きていく事が求められます。
「他人を変える」のは至難の業
介護の現場でよく耳にするのが、「〇〇さんが△△してくれないんです!!!」という言葉。これは、同僚にも利用者にも当てはまります。
他人の性格を変えたり、行動を変える事はとても難しいことです。
コントロール不能な他人のことは、もう放っておく。そして自分がどう変わればうまくいくかに思考を集中させましょう。こちらが変われば、相手の態度も軟化していきます。
相手の価値観と自分の価値観をすり合わせ、少しでも共有できるものを見つけ出して、それを大事にしていきましょう。
いちいち顔色を伺わない
いつもびくびくしている人は信頼されません。
「こんなことをしたら、怒られるかな?」
「こんなことを言ったら、不機嫌になるかな?」
こういった思いを持ちながら人と接している人は少なくないのではないでしょうか?
確かに人に不愉快な思いをさせるのは、誰でも嫌な事です。
しかし、人がどう反応するかはまちまちです。10人いたらそれぞれ違った反応が返ってきます。
全員に好かれるのは無理です。そんな事をしていたらとても疲れます。相手によって変わらない自分をしっかり持って接する事が、本当の信頼関係を築くカギになります。
見守ることに徹する
部下がやることなすこと危なっかしくてつい口うるさく1から10まで指導してしまうことがありませんか?
気持ちはわかります。しかし、それでは部下は成長しません。
余計な口出しはせずに黙って見守りましょう。もしまずい方向にいきそうになったら介入してもOKです。
その際は、「ちょっと方向性がずれてるよ」とアドバイスしたり、意見を求められた際に、「自分だったらこうするかな」というようなアドバイスをしてみてはいかがでしょうか?
ご縁に従う
心が軽くなる考え方・生き方
仕事も日常の細々したことも、すべて「縁もの」です。縁に導かれる事で人生はうまくいくように出来ています。
逆にいうと、誰かと上手くいかなかった場合は、「縁がなかった」という事です。
何だか上手くいかない同僚、別れることになってしまった異性。合わないスケジュール。
そういった方々とは、そもそも「縁がなかった」のです。
そう考えるとスッキリ心が軽くなりませんか?縁に逆らって無理に何か事を進めた所で、うまくいきません。
②いちいち「気にしない」
「わからない」ならもう考えない
問題はそのとき、その場で対処すればいい
不安の原因は「いくら考えてもわからない」ことにあります。
今目の前にあることに持てるエネルギーのすべてを注いだ方がいい。
今できることに集中して取り組めば、心配していたその未来だって変わる可能性があります。
「良い人」の仮面を外す
介護現場では、時にその入居者に合わせた仮面をかぶり女優や俳優のように演じる事があります。
これは介護スキルの一つです。
しかし、人間関係においては仮面をかぶり続けるのは非常に危険な行為です。
誰だって他人から「良い人」に思われたいのは前述したとおりです。
しかし、良い人の仮面をかぶりつづけると、本当の自分が分からなくなってしまいます。
自分ではなく仮面の人生を生きる事になる前に、適度に仮面を外しましょう。
③やたらに「反応しない」
余計なことに首を突っ込まない
介護現場で働いているとつい余計なことに首を突っ込んでしまう事があります。
その際は、自分にとって何が大事なのか?自分の持てる力でどこまで出来るのか?を考え優先順位を考えて行動するべきです。
また、人間関係であれば、自分とは関係のない所で生じたトラブルには関わらないこと。
介護現場は、人間関係のトラブルが沢山生じます。
その一つ一つにおせっかいをするように首を突っ込んでいるといくら時間があっても足りません。
心身のエネルギーも消耗してしまいます。
自分にとって大事ではないことは「どうでもいいこと」、自分にできない事は「やっても仕方のないこと」そう割り切って行動してみてはいかがでしょうか?
くれぐれも慎重に発言する
介護現場は噂話が大好きな傾向があると思っています(私の働いた所だけかもしれませんが・・・)
よく知らない事や、思い付きで話をしたことに尾ひれがついて大きな話となってしまい自分にマイナスのイメージを持たれてしまった経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
言葉は非常に重いもの。くれぐれも慎重に発言していきましょう。
「なぁ、自分。器が小さいね」
嫉妬心がわいて来たら、自分にこういい聞かせましょう。
自分の親しくしていた人が他の人と親しくしているのを見た時、ライバルが大きな成果を上げた時、素直に「すごい!」と喜べていますか?
あらゆる場面で嫉妬心を感じたら、「なぁ自分。器が小さいね」と。
「すばらしいものはすばらしい」と素直に認める事が出来る人は器の大きい人です。
公正な目と広い心を持つことを心掛けましょう。
④無駄に疲れない
極力、楽観的に考える
初めての経験やプレッシャーを感じる場面があると思います。
人間は放っておくと悲観的に物事を考える生き物です。
ただ、「不安になる時間」をたくさん持てば問題は解決しますか?しません。
物事を楽観的に考え、不安を軽減する事で、事がうまく運びます。
人の話を「聞きすぎない」
介護現場にはさまざまな意見や考えを持った方が働いています。
介護士の中でも意見が違いますし、他職種の意見も違います。
介護には正解はないのでそれでも良いと思います。
周囲の意見や考え方に耳を傾ける事は非常に大事です。自分には思いつかないような発想を得られたり、仕事を進めるうえで参考になるやり方を学べたり様々なメリットがあります。
しかし聞きすぎるのは考え物です。
「これだけは貫きたい」という自分の考え方ややり方をもち、ぶれない軸をもちましょう。
毎日小さな変化を起こす
介護現場では、日々同じルーティンのように業務が繰り返されることが多いと感じています。
特に私の働くユニット型の特養では、10名程度の同じ入居者を同じ職員が介助するユニットケアを導入しています。
ユニットケアには、馴染みの関係を作れるというメリットがある一方、なれ合いの関係が出来やすい閉鎖された関係になりやすというデメリットも持ち合わせています。
そういった際は、小さな事で構わないので変化を取り入れましょう。
得意なことを磨き上げる
誰にでも得意・不得意があります。
その中で大半の人は、なぜか苦手を克服しようとします。
苦手の克服は、心掛けとしては悪くはありませんが、苦手は苦手のままでいいのではないでしょうか?
⑤無理に白黒つけない
人生に幸も不幸もない、善も悪もない
良いことも、悪いこともいつまでも続きません。
何が起きてもあるがままに受け入れる。そうすれば心穏やかに毎日を過ごす事が出来るようになります。
世の中は常に変化し、何事もやがて終わる。
自分の選択は全て正しい
介護にはよくケアの方法で会議を行ったり、ケア方法で意見が分かれる事があります。
介護は人相手の仕事です。一人一人ケアの方法は違って当然です。
そして意見が分かれるのも当然です。一人一人が良かれと思って意見をぶつけあう職場は実は良い職場であったりします。
しかし、ずっと意見をぶつけておくわけにはいけません。
2つの意見があって悩んでいるのであれば、どちらかをやってみるべきです。
実際にやってみないと正解はわかりません。むしろやってみたケアのなかでどう正解に近づけるかが大事なのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「人間関係を良くする方法5選」ということで記事を書かせて頂きました。
介護業界と言う沢山の人間が集まる職場で働く皆様にはそれぞれ沢山の人間関係があるでしょう。
そして、退職を決断する際の最も多い理由が「人間関係」です。
今回紹介した方法の1つでも取り入れて頂き、皆様の生活が快適になれば幸いです。
今回参考にさせて頂いた本は、「仕事も人間関係もうまくいく放っておく力」です。
今回記事に載せきれなかった具体的な考え方がまだ沢山紹介されています。
是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?