みなさまお世話になっております。ゆうきです。
今回は私が働いている特別養護老人ホームが東京都の運営指導を受けたので、そのお話をさせて頂きたいと思います。
そもそも運営指導とは何なのか?簡単に言うと、東京都が決める施設の運営基準に沿って健全な運営を行っているかどうかのチェックの日になります。
健全に運営しているのが当たり前だろ!?と思われる方も多いかも知れませんが、知らず知らずのうちに加算の要件を満たさなくなっていたりして返還などという話は少ない話ではありません。
また、都が定める基準がとても多いのです。設備基準や人員基準、会計の基準など様々なルールが設けられています。まぁ国の税金である介護報酬を頂いて運営しているので当たり前の話ですが・・・
そんな今回の運営指導でしたが、まず結果から申し上げると介護報酬を返還するほどの大きな指摘はありませんでした。ホッとしました。
以下に今回の運営指導でよくチェックを受けた点、指摘助言事項をまとめたので参考にしてみてください。
・各種委員会→今回は特にBCP、事故、虐待、身体拘束、生産性の委員会がチェックされたように感じます。新たに義務化になったことや、最低限必ずやらなきゃいけないことが定められているのでそこをまずチェックされました。
・研修の実施記録→法定研修で必ずやらなくてはいけない研修が定められています。当然ながらうちの施設も行っています。ただ研修を行った記録をどう残すのかを指摘されました。うちでは研修に参加した職員にアンケートを書いてもらっていました。それは研修の実施記録にはならないとのこと。研修を行った講師が、「いつ、どんな研修を、どこで、誰に対して行ったのか」を記載した実施記録を作成するように助言を受けました。
・ADL維持等加算→LIFE系の加算です。まず初めに対象となる期間を聞かれその間の入居者のADL一覧がわかるものを提出するように言われました。一覧をお渡しすると、ADLが向上した利用者をピックアップされ、なぜADLが上がったのか理由を聞かれました。ADL維持等加算は、ADLの6か月後の変化の差で加算の点数が変わってきます。LIFEにデータを提出するのですが、正直数字をごまかしてもわからないそうです。だから極端にADL値があがった入居者をピックアップして理由を聞くようにしているそうです。