管理職になって分かった。「答えを出す人」ではなかった。
施設長になって半年。
振り返ってみると、一番変わったのは仕事の内容ではありません。
「管理職とは何か」という考え方でした。
施設長になる前の私は、「管理職は答えを持っている人」だと思っていました。
現場で困ったことがあれば判断し、問題が起きれば正しい答えを示す。
そんなイメージを持っていました。
でも実際に施設長になって気づいたのは、全く違う現実でした。
管理職に正解はない
施設長になってから、毎日のように判断を求められます。
事故が起きた時の対応。
ご家族への説明。
職員同士の人間関係。
採用するか、不採用にするか。
限られた人員でどう配置するか。
利用者様のために何を優先するべきか。
どれも簡単な問題ではありません。
そして、多くの場合、「これが100%正しい」という答えはありません。
どちらを選んでもメリットとデメリットがあります。
だからこそ、本当に悩みます。
決めないことが、一番の問題
管理職になって感じたのは、「判断を間違えること」よりも、「判断しないこと」の方が組織に大きな影響を与えるということです。
決断を先送りにすると、現場は動けません。
職員は不安になります。
利用者様やご家族にも影響が出ます。
もちろん、焦って決めればいいという話ではありません。
必要な情報を集め、周りの意見も聞きながら考える。
それでも最後は、自分が責任を持って決断する。
それが管理職の役割なのだと思うようになりました。
「責任」とは、怒られることではない
以前の私は、「責任」と聞くと、「失敗した時に責められること」だと思っていました。
でも今は少し違います。
責任とは、
「自分が決めたことに最後まで向き合うこと」
なのだと思っています。
うまくいけば、現場のみんなのおかげ。
うまくいかなければ、自分が改善する。
その繰り返しです。
決して一人で何でも抱え込むという意味ではありません。
周りを信頼し、相談しながら、それでも最後は自分が決める。
その覚悟が必要なのだと感じています。
答えは、あとから分かる
最近、こんなことを思います。
管理職は、正しい答えを知っている人ではありません。
決断したことを、正解に近づけていく人なのだと思います。
最初から正解だったわけではない。
周りと協力しながら改善を重ね、結果として「あの判断で良かったね」と言えるようにしていく。
それが管理職の仕事なのかもしれません。
だから私は、完璧な施設長を目指すことはやめました。
その代わり、
「昨日より少し良い判断ができる施設長」
を目指しています。
最後に
管理職になって半年。
まだまだ未熟ですし、迷うこともたくさんあります。
それでも一つだけ言えることがあります。
管理職とは、答えを持っている人ではありません。
答えのない問題に向き合い、決断し、その結果に責任を持ち続ける人です。
だからこそ、これからも学び続けたい。
経験を積み重ねながら、少しずつ成長していきたいと思います。
このブログも、その成長の記録として残していけたらと思っています。
もし今、管理職として悩んでいる方がいたら、一人で抱え込まず、「迷うのは自分だけじゃない」と知ってもらえたら嬉しいです。

