施設長になって感じたことがあります。

それは、
「とにかく考える量が多い」
ということです。

現場職員時代も忙しかったです。

自分は機能訓練指導員をやっていました。

もちろん大変でしたが、基本的には
“自分に与えられた仕事”
を頑張ればよかった。

利用者様のリハビリ。
書類。
多職種連携。

目の前の仕事に集中する毎日でした。

でも、施設長になると全く違います。

施設の中で起きること全部が、自分に関係してくる。

退職問題。
職員間のいざこざ。
人員配置。
稼働。
家族対応。
事故対応。

常に誰かの問題を考えている感覚があります。

しかも厄介なのは、
“正解がない”
ということです。

例えば人員配置。

この職員をここに配置して上手くいくのか。
この組み合わせで現場は回るのか。

正直、やってみないと分からない部分も多いです。

稼働もそうです。

困難事例の方を受けるべきか。
現場負担は大丈夫か。
でも稼働は維持したい。

数字だけでは判断できない。

施設長の仕事って、
「答えを出す」
というより、
「答えがない中で決める」
仕事なんだと思います。

だから常に気が張っています。

休みの日でも、頭のどこかで仕事を考えている。

「この件どうしよう」
「職員の配置どうするか」
「退職出たらどう回すか」

完全に仕事から離れることは、正直かなり少なくなりました。

以前より、
“回復系”
の休日が増えた気がします。

家でゆっくりしたり、疲れを取ることを優先したり。

新しい場所へ行くとか、
アクティブなことをする体力は減ったなと感じています。

それでも施設長を続ける理由があります。

やっぱりやりがいは大きい。

自分の考えで施設が変わる。
職員が成長する。
雰囲気が変わる。

「良い施設を作りたい」
という気持ちは強いです。

そして正直に言えば、
給料面もあります。

ある程度の収入レンジを確保できること。
自分で仕事のスケジュールを組めること。

それも管理職の大きな特徴だと思っています。

もちろん大変です。

でも、
「自分がやるしかない」
と思う瞬間も多い。

施設長になって感じたのは、
この仕事は“体力”だけじゃなく、
“思考力”をかなり使う仕事だということです。

介護施設長は、
ずっと考え続けている仕事なのかもしれません。