こんにちは!ゆうき(@youki127)です。
特養の事務次長兼介護ブロガーとして活動しています。
今回は、私が働いている「特別養護老人ホーム=特養」について説明をさせて頂こうと思います。
この記事を読んでほしい人
- これから特養で働こうと思っている人
- 今特養で働いていて他と比べたい人
- 特養に入居を申し込もうとしているご家族様
特別養護老人ホームとは?
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)とは、常時介護を必要とし、在宅での生活が困難な高齢者に対して、生活全般の介護を提供する施設です。略して「特養」とも呼ばれています。
特別養護老人ホームでは、入浴、排泄、食事などの介護、その他の日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行います。
上記の通り、特養では介護を含め生活全般の支援を受ける事が可能です。
入居施設の為、入居できる基準が定められていたり、基準を満たさなくなると退去する必要がありますが、基準内の方であれば、ご逝去するまで入居し続ける事が可能です。
どんな人が入居出来るの?
2015年4月より特別養護老人ホームの入所基準が変わり、原則として要介護3以上の認定を受けた高齢者が対象となっています。
ただし、以下のようなやむを得ない事情がある場合は、要介護1または2の方でも、特例として入居が認められることがあります。詳細につきましては、各市区町村にお問い合わせください。
- 認知症で日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態にあること。
- 知的障害・精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態にあること。
- 家族等による深刻な虐待が疑われること等により、心身の安全・安心の確保が困難な状態で、在宅生活が困難な状態にあること。
- 単身世帯、同居家族が高齢または病弱等により、家族等の支援が期待できず、地域での介護サービス等の供給が不十分であることにより、在宅生活が困難な状態であること。
特養に入居するには、基本的には「要介護3以上」である必要があります。
言い換えると特養には要介護3以上の方がほとんどです。その為、働く職員側の視点に立つと介助を必要とする方が多いと言えます。
特養で過ごすためのお金はいくら?
入居基準を理解して頂いた所で、次に特養で生活を送るには、お金はいくら必要なのかという所を説明していきます。
実際働いている介護職の方も、自分たちが提供している介護サービスがいくらぐらいの対価を得ているのかは知っておいて損はしないと思います。
多床室…「8.6万円~9.4万円」
ユニット型個室…「12.3万円~13.1万円」
入居が早くなる?
- 介護の必要性が高い
- 介護度が高い←施設も収支があります。当然ですが介護度の高い方の方が手はかかりますが収入も多いので、介護度が高い方を優先して入居に至ることが多いです。
- 家族が協力的←ご本人を預けて「はい、さようなら」ではありません。毎月の生活費のお支払い、外部受診の際の付き添い、必要備品の補充等様々ご協力をお願いすることが多いです。その為、協力的でトラブルの少なそうなご家族の方を優先することもあったりします
まとめ
以上、今回は特養の入居までの流れを簡単ですが紹介してみました。
特養は終の棲家と言われます。
私達職員は、基本的にその方の最期をその方らしく迎えられるように支援させて頂いています。
その為、入居する施設の方針、担当する職員によって本当に大きな差があります。
是非、慎重に、よく調べてから入居されることをお勧めいたします。
何か不明点があれば、ぜひコメントをお待ちしております。
一人でも多くの方が、自分に合った施設を見つけられますように。
願わくばいつまでも住み慣れた在宅で、不安なく負担なく住み続けられますように。。。